ヴィンテージウォッチを中心に、さまざまなラグジュアリーブランドのアイテムを取り扱うVALEUR。
今回はフリーランスPRの森次まりなさんをお迎えし、『ヴィンテージウォッチについて』、またVALEURのメインブランドともいえる『Cartierについて』を、自身のエピソードを交えながらじっくりと語り合います。


 

―まず「ヴィンテージ」について、どんなイメージをお持ちですか?

Marina
そうですね、20代の頃はデザインなど見た目を重視していましたが、年を重ねれば重ねるほど、“ 内に秘められたもの ”に対して付加価値を感じるようになりました。
ヴィンテージは現行品と違って色々な人の手を渡ってきた、という部分ですでに唯一無二だと思いますし、ファッションにもその魅力がプラスされるような気がします。

Hina
新品のものとはまた違う魅力がありますよね。色々な情報を秘めていて、生き物的な奥深さを感じるというか。
そういえば、まりなさんはヴィンテージ家具をたくさんお持ちとお聞きしたのですが…

Marina
はい、家にある家具の8-9割はヴィンテージだと思います(笑)
時計でもそうかもしれませんが、昔だからこそ作れたというものもありますし、量産されていないという点に特別感を感じます。
VALEURにもたくさん商品が並んでいますが、まさに宝探しのような、自分だけのアイテムを見つけるのってすごく楽しいですよね。

Hina
わかります、ワクワク感がありますよね。

Marina
あと、私の場合、販売員時代にヴィンテージバッグを扱っていたことがあって。商品それぞれが持つ歴史や背景をお客様とお話するのが好きだったんですよね。
誰かと一緒に分かち合う楽しさも、ヴィンテージの魅力のひとつだと思います。

 

―ご自身の生活の中で、腕時計はどのような存在ですか?

Marina
正直、無くても困らないものだけど、それでもつけたくなる……お守りのような存在です。
見た目の可愛さももちろんありますが、自分の気持ちを整えてくれるような気がして。
いまはまだお気に入りを探しているところですが、購入したら毎日つけたいです!

Hina
時計を購入するときってじっくり悩んでから迎えると思うので、つけるときの感情は特別なものがありますし、毎日つけたくなりますよね。

Marina
そうなんです。
あと、今はスマホを見ることが多いですが、腕時計という “所作に出るもので時間を感じる” という部分にもとても魅力を感じます。

Hina
わかります。針が付いている時計は、特に時間の経過を感じやすいですよね。
付けていると時間に対する意識が変わる気がするし、日々の生活における集中力を高めてくれるなと。

Marina
確かに。秒針を見て、これだけ時間が経ったんだ!と実感するのもいいですよね。
毎日を丁寧に過ごせる気がするし、自分自身を見つめ直す機会になりそう。

 

―VALEURではカルティエを多くお取り扱いしていますが、カルティエにはどのような印象をお持ちですか?

Marina
はい。例えばタンクですが、男女ともに誰もが一度は憧れるモデルだなというイメージがあります。
10代の時はカジュアルな時計をつけていましたが、大人になって“本物”に触れたときに「かっこいい!」と思って。

Hina
わかります。もともと宝飾ブランドだったということもあって、時計の機能が充実しながらも、デザインが美しいんですよね。
例えばいまつけているマストタンクの、このカボションだったり。

Marina
わあ、本当だ!可愛い!

Hina
上品なブルースピネルの輝きが、一目でカルティエと分かりますよね。
あと、マストタンクと言えばレザーベルト。
ベルトは消耗品ではありますが、いい意味で自分好みに変えられる良さもあります。
いつもはベーシックカラーだけど、その時の気分でカラーベルトに付け替えたり。

Marina
確かに。一気に表情が変わりますね。
時計としてだけでなくファッションアイテムとして、また違った楽しさを味わえるのも魅力ですね。

Marina
(飛びアラビア文字盤を見ながら)この文字盤はいい意味でカルティエっぽくないですね。

Hina
意外とカルティエのアイテムは遊び心のあるデザインが多いんです。
この「飛びアラビア」はクラシックさとエレガントさを兼ね備える、いいとこどりのデザインだなと思います。
丸みのあるアラビア数字が可愛くて、私もお気に入りです。

Marina
そうなんですね!確かに、抜け感があって使いやすそう。

Hina
ここにはたくさんマストタンクが揃ってますが、年数が経つにつれ、最近は綺麗な状態のものが少なくなってきてしまっているんです。
そのような状況のなかで状態がいいものを仕入れるのはもちろんですが、同じ状態のものは二つとないからこそ、傷もシミもそのアイテムの個性として考えられるなって。

Marina
うんうん。自分の手元に来る前に使われていた背景を想像するとより一層大事にしたいと思いますよね。

Hina
ちなみに、私が付けているサントスガルベは飛行機乗りのために作られた時計で、実は一番デザインソースが古いんです。ビスの部分等は、飛行機からインスパイアされていて。

Marina
えー!そうなんですね。すごく可愛いです。
そういう背景を知った上で商品を手に取る方が、やっぱり楽しいですね。

Hina
まさにそう思います。
ヴィンテージに限らずですが、本当にいいものは時代を超えても残り続けますよね。
きちんとメンテナンスを施せば、しっかり長生きしてくれる。子から孫へと、次の世代に受け継がれていくんだろうなって。

Marina
そうですね。時計も、私たちと一緒に人生を歩んでいってる感じがします。
あ、生まれ年が一緒のアイテムをさがしても楽しそうですね。

Hina
確かに!同じ年のモデルがあったら運命を感じますね。
あとはシリアルナンバーに自分とゆかりのある数字が入っていたりしても魅かれてしまうかも。

Marina
そういうのも楽しさのひとつですよね。
カルティエは歴史があるブランドで、きっとこの先もずっとそばにあるだろうし。そういった信頼も愛着に繋がるように感じます。

 

 

<ご紹介商品>
  
森次まりなさん着用
マストタンクSM インナーグレー ¥308,000(tax in)

 

<その他マストタンクはこちら>
VALEUR Must de Tank Collection

 

※商品はヴィンテージにつきすべて1点物となっております。
※店頭のみでお取り扱いしている商品もございます。お気軽にお問い合わせください。